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2026年10月22日木曜日

千葉豪雨・台風25号で住宅「半壊」に20万円へ|誰が対象?75万7000円の応急修理制度との違いも解説

2026年8月の千葉豪雨、そして9月21日の台風25号。

相次ぐ大雨で住宅に大きな被害を受けた人に向けて、千葉県が新たな独自支援策を打ち出しました。

特に注目したいのが、

住宅が「半壊」と判定された世帯に20万円を支給する方針

です。

10月21日に発表されたばかりの制度なので、

  • 自分も20万円の対象になる?
  • もう申請できる?
  • 罹災証明書は必要?
  • 最大75万7,000円の住宅修理制度とは別なの?

と疑問に思っている人も多いと思います。

現時点で分かっている内容を整理します。

【まず重要なポイント】

・対象は8月千葉豪雨、台風25号で住宅が「半壊」と判定された世帯
・住宅の修繕などを条件に20万円を支給する方針
・市町村が発行する罹災証明書が基準になる
・2026年10月22日時点ではまだ申請受付開始ではない
・県は12月補正予算などへの計上を検討中
・既存の「最大75万7,000円の応急修理制度」とは別の支援策

千葉県が「半壊世帯に20万円」を発表

千葉県は10月21日、8月の千葉豪雨と9月の台風25号で被害を受けた県民を対象とする、新たな生活再建支援策を明らかにしました。

その中で、これまで被災者生活再建支援制度の対象から外れていた「半壊」世帯に対し、県独自に支援金を出す方針が示されました。

現在報じられている内容では、

1世帯あたり20万円

です。

住宅の修繕などを行うことが条件となる予定です。

対象になる「半壊」は自己判断ではない

ここはかなり重要です。

「家の床まで水が来たから半壊だろう」など、本人が判断するものではありません。

対象になるかどうかは、自治体が発行する罹災証明書に記載された住宅の被害認定で判断されます。

つまり、今回の20万円支援を利用したい場合、基本的には、

市町村による被害認定 → 罹災証明書発行 → 半壊認定

という流れが重要になります。

まだ20万円の申請受付は始まっていない

「じゃあ、どこへ申請すればいいの?」と思うところですが、2026年10月22日時点では、まだ新しい20万円支援の申請受付が始まった段階ではありません。

千葉県は10月21日、連続風水害への対応として108億6,200万円の補正予算を専決処分しました。

一方、被災者の生活再建支援などについては、今後の12月補正予算などで計上を検討するとしています。

つまり現在は、

「半壊世帯へ20万円を支援する方針が発表された段階」

と考えるのが分かりやすいです。

申請窓口、申請開始日、必要書類などの詳細は今後発表される見込みです。

被害規模はどのくらいだった?

今回の県独自支援が出てきた背景には、住宅被害の大きさがあります。

報道によると、

  • 8月千葉豪雨:住宅被害8,778棟、うち半壊3,489棟
  • 台風25号:住宅被害3,023棟、うち半壊692棟

となっています。

8月と9月、わずか1か月ほどの間に千葉県は大きな風水害を繰り返し受けました。

10月21日時点でも、台風25号による県管理道路の全面通行止めは多数残り、復旧に長期間を要する場所もあります。

動画で見る8月千葉豪雨の被害

8月の千葉豪雨では、住宅の浸水だけでなく道路冠水や車両への被害も相次ぎました。

FNNプライムオンラインが、発生から1か月後の住宅被害や避難生活の状況を取材しています。

住宅は水が引けば元通りというわけではありません。

床、壁、断熱材、給湯器、電気設備などの修理が必要となり、被災後も長期間生活へ影響が残ることが分かります。

20万円とは別に「最大75万7000円」の制度がある

ここは混同しやすいので分けて考えましょう。

今回新たに発表された20万円の県独自支援とは別に、すでに「被災住宅の応急修理」という制度が実施されています。

制度 金額 特徴
新しい県独自支援 20万円 半壊世帯へ住宅修繕などを条件に支給する方針
住宅の応急修理 最大75万7,000円 市町村が修理業者へ直接支払う

75万7000円は本人に現金が振り込まれる制度ではない

ここも重要です。

住宅の応急修理制度は、対象者へ75万7,000円が振り込まれる制度ではありません。

市町村へ申し込み、市町村が修理業者へ依頼して、対象となる修理費用を市町村から業者へ直接支払います。

大規模半壊・中規模半壊・半壊の場合、限度額は1世帯75万7,000円。

準半壊の場合は36万7,000円です。

応急修理は「すでに全額支払った後」だと対象外になる場合も

住宅の応急修理制度を利用する可能性がある人は、工事を急ぐ前に制度を確認してください。

千葉県は、すでに工事代金の支払いが完了している場合、この制度の対象にならないと案内しています。

また、修理前・修理中・修理後の写真提出も必要です。

被災した住宅を修理する場合は、写真を残しておくことが非常に重要です。

外房では多くの市町村が応急修理制度の対象

既存の住宅応急修理制度については、外房周辺でも多くの自治体が対象になっています。

8月千葉豪雨では、

  • 茂原市
  • 東金市
  • 大網白里市
  • 山武市
  • 九十九里町
  • 白子町
  • 長柄町

などが対象。

台風25号では、

  • いすみ市
  • 睦沢町
  • 長生村
  • 長南町
  • 大多喜町
  • 御宿町
  • 勝浦市

などが対象となっています。

災害ごとに対象地域が異なるので、自分が被災した災害と市町村を確認してください。

「20万円+75万7000円」になるの?

ここは今後もっとも気になる部分だと思います。

現時点では、新しい20万円支援について詳細な実施要綱がまだ公表されていないため、既存の住宅応急修理制度との併用条件までは確定的に案内できません。

20万円支援については「住宅の修繕などを条件」と発表されています。

今後、県や市町村から申請要件が正式発表された際に、併用や対象経費の扱いも確認する必要があります。

今のうちにやっておいた方がいいこと

20万円支援の申請開始を待っている段階でも、被災した住宅については準備しておけることがあります。

  • 罹災証明書の取得状況を確認する
  • 住宅の被害箇所の写真を保存する
  • 修理前・修理中・修理後を記録する
  • 見積書や領収書などを捨てない
  • 市町村の被災者支援ページを確認する

特に写真と書類は残しておくことをおすすめします。

台風25号から1か月、復旧はまだ続いている

台風25号から10月21日で1か月が経過しました。

それでも県内では道路・鉄道などへの影響が残り、避難生活を続けている世帯もあります。

毎日新聞では10月21日、印旛沼や旧千葉外房有料道路などを上空から撮影した被災1か月後の映像を公開しています。

→ 台風25号から1か月、千葉県内の被害状況を動画で見る(毎日新聞)

今後は「申請開始日」を要チェック

今回発表された20万円の支援は、半壊住宅を抱える世帯にとって気になる制度です。

一方、10月22日時点ではまだ、

  • 申請開始日
  • 申請期限
  • 正式な申請窓口
  • 必要書類の全容
  • 既存制度との細かな併用条件

などは発表待ちです。

今後、12月補正予算などを経て制度の詳細が公表されるとみられます。

まとめ

千葉県が10月21日に発表した新たな被災者支援策では、8月千葉豪雨と台風25号で住宅が「半壊」と認定された世帯に対し、住宅の修繕などを条件として20万円を支給する方針が示されました。

一方、すでに利用できる制度として、半壊以上なら最大75万7,000円の住宅応急修理制度もあります。

この2つは同じ制度ではありません。

特に応急修理制度は、自分で修理代を全額支払った後では利用できない場合があるため、対象になりそうな人は先に市町村へ確認してください。

新しい20万円支援については、申請受付開始や必要書類などが発表され次第、この記事でも続報を確認していきたいと思います。

千葉県の被災者支援情報はこちら
→ 千葉県「復旧・支援状況(令和8年8月千葉豪雨・台風第25号)」

住宅の応急修理制度はこちら
→ 千葉県「被災住宅の応急修理について」

※この記事は2026年10月22日時点の千葉県公式発表および報道をもとに作成しています。20万円の県独自支援は詳細制度・申請方法が今後変更または追加される可能性があります。最新情報は千葉県および各市町村の公式発表をご確認ください。

2026年9月10日木曜日

【防犯提案】茂原市全体で「あいさつ運動」をしませんか? 地域の目が空き巣や犯罪を遠ざける

最近、全国各地で空き巣や侵入窃盗のニュースを目にする機会が増えています。

2026年8月31日には徳島市内の民家で、1億円を超えるとみられる空き巣被害が発生しました。

報道によると、住人が外出している間に1階玄関がバールで壊され、高級腕時計や貴金属、ブランドバッグなどが盗まれたとされています。

防犯カメラには目出し帽をかぶった4人組が映っており、犯行に使われたとみられる黒い車はナンバープレートまで付け替えられていたとのことです。

警察は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」が関係している可能性も視野に捜査しています。

もちろんこれは徳島県で起きた事件です。

しかし、こうした侵入窃盗が全国で起きている以上、茂原市や長生郡に住む私たちにとっても「遠くの出来事」で終わらせず、普段からできる防犯について考えておく価値はあると思います。

防犯カメラや補助錠だけが防犯ではない

空き巣対策というと、まず思い浮かぶのは防犯カメラやセンサーライト、窓の補助錠、防犯ガラスなどではないでしょうか。

もちろん、こうした設備は重要です。

一方で、ほとんどお金をかけず、地域全体でできる防犯対策もあります。

それが、

「こんにちは」「こんばんは」と普通に挨拶をすること

です。

「そんなことで本当に防犯になるの?」と思うかもしれません。

実は千葉県警も、防犯パトロールの方法として「あいさつや声かけ」を明確に推奨しています。

▶ 千葉県警「防犯パトロールの方法」

千葉県警「犯罪者は声をかけられることを嫌います」

千葉県警の防犯パトロール案内では、声かけについて、

「おはようございます」「こんばんは」といった挨拶だけでも十分

と説明しています。

地域の人同士が声をかけ合うことで地域の連帯感が生まれ、犯罪をしようとしている人は声をかけられることを嫌うためです。

千葉県警のQ&Aでも、挨拶や声かけについて、これから悪いことをしようとする人が声をかけられることで出鼻をくじかれたり、顔を見られたことで犯行を思いとどまったり、その場から立ち去ったりすることがあり、犯罪抑止に大変効果があると説明しています。

▶ 千葉県警「防犯パトロールQ&A」

空き巣対策としても「あいさつ運動」を推奨

さらに千葉県警は、空き巣対策のページでも自治会単位でできる防犯として、

  • 防犯パトロール
  • 一戸一灯運動
  • あいさつ運動

を挙げています。

あいさつ運動については、近所同士が顔見知りになれば、普段見かけない人が地域へ入ってきたときに気づきやすくなり、泥棒側も声をかけられることで犯行を思いとどまる効果が期待できるとしています。

▶ 千葉県警「空き巣の防犯対策」

警察庁も「人の目」を防犯の基本にしています

これは千葉県警だけの考え方ではありません。

警察庁も自主防犯活動について、町内での挨拶や声かけ、散歩や買い物の際の見守りなどによって、犯罪をしようとする人に、

「ここでは誰かに見られているかもしれない」

と思わせることが犯罪抑止につながるとしています。

防犯の専門用語では、このように地域の中で自然に「人の目」が存在する状態を、監視性の確保といいます。

監視というと少し物々しく聞こえますが、別に誰かをじろじろ観察するという話ではありません。

近所の人同士が普通に挨拶し、散歩し、買い物をし、地域に人の目がある。

それだけでも犯罪をやりにくい環境を作ることにつながります。

▶ 警察庁「自主防犯ボランティア活動支援サイト」

茂原市全体で「あいさつ運動」をしてみませんか?

そこで当ブログから、一つ提案してみたいと思います。

茂原市全体で、もっと自然に「あいさつ」をする文化を作ってみませんか。

大げさな運動にする必要はありません。

朝なら「おはようございます」。

昼なら「こんにちは」。

夜なら「こんばんは」。

散歩中でも、買い物の途中でも、近所ですれ違ったときでも構いません。

誰かを不審者扱いするのではなく、普通の地域コミュニケーションとして挨拶するだけです。

挨拶には「お互いの存在を確認する」意味もある

先日、夜の少し薄暗い場所を歩いていたとき、向こうから人が近づいてきました。

特に何かされたわけではありません。

それでも暗い場所で知らない人が近づいてくれば、多少警戒するのは自然なことです。

そんなとき、改めて挨拶というものについて考えました。

「こんばんは」と一言交わせば、お互いに相手の存在を認識します。

近所の人なら、「ああ、あの人だったのか」と分かるかもしれません。

初めて見る人でも、少なくとも、

「こちらはあなたの存在に気づいています」

ということは伝わります。

考えてみれば、昔から地域社会で交わされてきた挨拶には、単なる礼儀だけでなく、お互いを知り、お互いの存在を確認する役割もあったのかもしれません。

「顔を見られた」と思わせるだけでも意味がある

空き巣などの犯罪をしようとしている人からすれば、なるべく誰にも見られず、誰にも覚えられずに行動したいはずです。

ところが住宅街を歩いていると、

「こんにちは」

と住民から声をかけられる。

別の道でも、

「こんにちは」

と声をかけられる。

そうなると、

「この地域の人はよく周囲を見ている」

という印象になります。

千葉県警が説明しているように、「顔を見られた」と感じること自体が犯罪を思いとどまらせる要因になる場合があります。

子どもだけでなく、大人も挨拶を

防犯のための挨拶というと、子どもの見守り活動を思い浮かべることが多いかもしれません。

しかし、これは大人同士でも同じです。

高齢者。

会社員。

学生。

買い物中の人。

犬の散歩をしている人。

ジョギングしている人。

みんなが無理のない範囲で挨拶をする。

それだけでも、地域全体にかなり多くの「人の目」ができます。

町内会や自治会だけがやる必要もありません

「あいさつ運動」と言うと、町内会や学校がのぼりを立てて大人数で活動する姿を想像するかもしれません。

もちろん、そうした活動も大切です。

でも、もっと気楽でいいと思います。

千葉県警自身も、防犯活動について「無理をせず、できる範囲で」と案内しています。

散歩ついで。

犬の散歩ついで。

買い物ついで。

通勤通学の途中。

そんな日常生活の中で「こんにちは」と声をかけるだけなら、特別な費用も必要ありません。

防犯カメラ+鍵+地域の目

もちろん、挨拶さえすれば空き巣がなくなるという話ではありません。

住宅の防犯では、

  • 玄関や窓を確実に施錠する
  • 補助錠を使う
  • 防犯カメラを設置する
  • センサーライトを設置する
  • 長期間留守にするときは郵便物をためない
  • SNSで長期不在をリアルタイムに知らせない

といった対策も重要です。

そこへもう一つ、

「地域の人同士が挨拶をする」

という防犯を加える。

設備による防犯と、人による防犯を両方組み合わせれば、より犯罪を起こしにくい地域に近づけると思います。

不審者を自分で追いかける必要はありません

ここは重要です。

挨拶運動は、不審者を捕まえたり問い詰めたりする活動ではありません。

千葉県警も、不審者や不審車両を発見した場合には、近寄ったり声をかけたりせず、警察へ通報するよう案内しています。

明らかに様子がおかしい人や、危険を感じる相手にまで無理に挨拶する必要はありません。

事件や事故を目撃した場合は110番。

緊急ではないものの不審な人物や車について相談したい場合には、警察相談専用電話「#9110」などを利用できます。

「茂原は人の目がある街」に

犯罪を完全になくすことは簡単ではありません。

それでも、犯罪を起こしにくい街を作ることはできます。

防犯カメラを増やす。

街灯を明るくする。

鍵をきちんとかける。

そして、住民同士が普通に挨拶する。

一つ一つは小さなことでも、それが地域全体に広がれば、

「茂原は周囲をよく見ている人が多い街だ」

という空気を作ることができます。

これは防犯だけでなく、地域のつながりを少し取り戻すことにもつながるかもしれません。

まずは今日、近所で誰かとすれ違ったら、

「こんにちは」

あるいは、

「こんばんは」

と一言声をかけてみませんか。

そんな小さなことから、より安全で暮らしやすい茂原になっていけばいいと思います。

当ブログでは地域の安全と街づくりに役立つ情報を発信します

当ブログでは、茂原市や長生郡をはじめとする周辺地域に暮らす皆様の生活の安全、地域の治安維持、よりよい街づくりに少しでも役立つことを念頭に、地域情報を発信しています。

観光やイベント、新しいお店などの楽しい話題だけでなく、防犯、詐欺、災害、事故など、地域で安心して暮らすために知っておきたい情報についても積極的に取り上げていきます。

この記事を読んで「挨拶くらいなら自分にもできそうだ」と思っていただけたら、ぜひ身近なところから始めてみてください。

参考:千葉県警察「防犯パトロールの方法」「防犯パトロールQ&A」「空き巣の防犯対策」、警察庁「自主防犯ボランティア活動支援サイト」、2026年9月の徳島市における侵入窃盗事件報道

【2026年版】外房の秋祭り3選 上総十二社祭り・勝浦大漁まつり・大原はだか祭りの日程と見どころ

9月の外房は、実は一年でも特に「祭り」が熱い季節です。

一宮町の上総十二社祭り、勝浦市の勝浦大漁まつり、いすみ市の大原はだか祭りと、外房を代表する大きな祭りが立て続けに開催されます。

しかも三つとも単なるイベントではなく、それぞれ長い歴史を持つ地域の祭礼です。

2026年の日程が出そろってきましたので、「今年はどこへ行こう?」という方向けにまとめました。

祭り 2026年開催日 主な場所
上総十二社祭り 9月13日(日) 一宮町・釣ヶ崎海岸ほか
勝浦大漁まつり 9月18日(金)~21日(月・祝) 勝浦市街地・勝浦漁港ほか
大原はだか祭り 9月23日(水・祝)・24日(木) 大原海水浴場・大原中央商店街ほか

9月13日 上総十二社祭り

最初にやって来るのが、一宮町を中心に行われる上総十二社祭りです。

807年頃から始まったと伝えられ、1200年以上の歴史を持つ千葉県指定無形民俗文化財です。

最大の特徴は、神輿が海岸へ集まる「浜降り神事」。

約2500人の担ぎ手と5社9基の神輿が釣ヶ崎海岸へ集まります。

一宮町だけではなく、睦沢町、長生村、いすみ市、茂原市にもつながる広域的な祭礼なのも特徴です。

▶ 上総十二社祭りの公式情報

9月18日~21日 勝浦大漁まつり

続いて9月18日(金)から21日(月・祝)までの4日間、勝浦市では勝浦大漁まつりが開催されます。

勝浦の秋を代表する大規模な祭りで、各地区の神輿が市街地を練り歩きます。

江戸時代後期の屋台や山車、お囃子の競演など、日によって見どころが変わるため、4日間全部が同じ内容ではありません。

2026年9月19日(土)17時からは、遠見岬神社で合同祈願祭の式典が予定されています。

そして勝浦らしい最大の見どころの一つが、最終日の「神輿の船渡し」です。

勝浦漁港で神輿を船から船へ渡していくという、漁師町ならではの祭礼です。

神輿だけ見たい人、山車を見たい人、船渡しを見たい人で、行く日を変えても楽しめそうです。

▶ 勝浦市観光協会「2026勝浦大漁まつり」

9月23日・24日 大原はだか祭り

そして9月23日(水・祝)・24日(木)は、いすみ市の大原はだか祭りです。

こちらも外房を代表する非常に勇壮な祭りです。

最大の見どころは初日、23日午後2時30分頃から大原海水浴場で行われる「汐ふみ」。

十数基の神輿が次々と海へ入り、波の中でもみ合います。

動画:千葉ニュース(チバテレ)・2025年大原はだか祭り

23日は午後1時30分に大原漁港で五穀豊穣・大漁祈願祭、午後2時30分に汐ふみ、午後5時から商店街渡御、午後6時から大原小学校で「大別れ式」が予定されています。

24日も午後5時から商店街渡御、午後6時から大別れ式が行われます。

大原は車より電車の方が楽かもしれない

大原はだか祭りでは、いすみ市役所大原庁舎と大原文化センターに駐車場が用意されます。

ただし予約はできず、台数にも限りがあります。

汐ふみ会場や大別れ式会場の周辺には、観光客向けの駐車場や車寄せはありません。

JR外房線の大原駅から商店街は徒歩圏ですし、大原海水浴場も徒歩約20分と案内されています。

祭り当日は神輿が道路を通るため、普段以上に車で動きにくくなる可能性があります。

初めて行く人は、電車で大原駅まで行く方法もかなり現実的です。

▶ 2026年 大原はだか祭りの詳しい日程

どの祭りを見る?

三つとも神輿が主役ですが、雰囲気はかなり違います。

歴史や神話、浜降り神事を見たいなら上総十二社祭り。

漁師町の神輿、山車、船渡しまでいろいろ見たいなら勝浦大漁まつり。

海の中へ神輿が入る圧倒的な迫力を見たいなら大原はだか祭り。

そんな選び方もできそうです。

外房では「海と神輿」が面白い

三つの祭りを並べてみると、外房の祭りには海との結び付きが非常に強いことが分かります。

上総十二社祭りでは神々が釣ヶ崎の海岸へ集まり、大原では神輿そのものが海へ入り、勝浦では神輿が船へ渡されます。

現在はサーフィンや海水浴、観光のイメージが強い外房ですが、はるか昔から海とともに暮らしてきた地域であることを、こうした祭りから感じることができます。

2026年9月は、9月13日の上総十二社祭りから23・24日の大原はだか祭りまで、大きな祭りがほぼ途切れず続きます。

全部回ってみる、というのも面白いかもしれません。

※開催時間や交通規制は変更になる可能性があります。各祭りへ行く前に必ず主催者・自治体の最新情報をご確認ください。

【9月13日開催】上総十二社祭り2026 1200年以上続く「裸祭り」5社9基の神輿が釣ヶ崎海岸に集結

外房では9月になると、各地で秋祭りが始まります。

その中でも特に歴史が古く、外房を代表する祭りの一つが、2026年9月13日(日)にクライマックスを迎える「上総十二社祭り」です。

一宮町の玉前神社を中心に、長生村、睦沢町、いすみ市、そして茂原市にもつながる広域的な祭礼で、1200年以上の歴史を持つとされています。

最大の見どころは、各地からやって来た神輿が一宮町の釣ヶ崎海岸へ集まる光景です。

動画:産経ニュース「水辺の物語 上総十二社祭り」

上総十二社祭りとは?

上総十二社祭りは、玉前神社の祭神・玉依姫命が海から上陸したという伝承を背景に、その一族の神々が年に一度集まる祭りとされています。

始まりは大同2年(807年)頃と伝えられ、すでに1200年以上続いていることになります。

房総半島各地には神輿が海岸へ出る「浜降り」の祭りがありますが、上総十二社祭りはその中でも特に古い祭礼として知られています。

2003年には千葉県指定無形民俗文化財となっています。

なぜ「裸祭り」と呼ばれる?

神輿を担ぐ若衆が裸に近い祭り装束で海岸を走ることから、昔から「裸祭り」の名でも親しまれています。

一宮町によると、釣ヶ崎海岸へ集まる担ぎ手は約2500人。

普段はサーフィンで知られる釣ヶ崎海岸を、大勢の担ぎ手と神輿が埋める光景は、この日ならではです。

5社9基の神輿が釣ヶ崎海岸へ

9月13日の例大祭では、主に次の神社から神輿が釣ヶ崎祭典場へ向かいます。

  • 南宮神社(一宮町宮原)
  • 玉崎神社(いすみ市岬町中原)
  • 玉前神社(いすみ市岬町椎木)
  • 谷上神社(いすみ市岬町谷上)
  • 玉前神社(一宮町)を中心とした祭礼

一宮町の公式資料では、例大祭には5社9基の神輿が釣ヶ崎の祭典場へ集結するとされています。

なお、「十二社祭り」という名前ですが、現在釣ヶ崎へ集まる神輿の数が12基という意味ではありません。

実は睦沢町や茂原市とも深いつながり

上総十二社祭りは、一宮町だけのお祭りではありません。

9月10日には睦沢町岩井の鵜羽神社から神輿が玉前神社へ向かう「お迎え祭」が行われます。

13日には睦沢町北山田の三之宮神社からも神輿が玉前神社へ渡御します。

さらに近年では、睦沢町下之郷の玉垣神社、茂原市山崎の二宮神社からも神輿が玉前神社へ渡御しています。

いまの市町村境よりはるか昔から続いている祭りなので、現在の一宮・睦沢・長生・茂原・いすみをまたぐ大きな文化圏を見ることができます。

9月13日が最大の見どころ

祭礼自体は9月8日の幟立てから14日まで続きます。

中でも観光で訪れるなら、やはり9月13日の例大祭が最大の見どころです。

昼過ぎに各神社から神輿が出発し、釣ヶ崎海岸の祭典場へ集結。祭典場で神事を行った後、それぞれの神社へ戻っていきます。

2026年の9月13日は日曜日なので、例年以上に人出が増える可能性もありそうです。

釣ヶ崎海岸は東京五輪のサーフィン会場

祭典場となる釣ヶ崎海岸は、普段は「志田下」の名でも知られる国内有数のサーフポイントです。

2021年に開催された東京オリンピックでは、サーフィン競技の会場にもなりました。

その世界的なサーフスポットに、1200年以上続く神輿が集まるという組み合わせも、外房らしいところです。

車で行く場合は混雑を前提に

祭り当日は神輿が道路を移動するため、一宮町周辺では通常の日曜日とはかなり交通状況が変わります。

釣ヶ崎海岸周辺も多くの見物客が集まるため、車で向かう場合は時間に余裕を持った方がよさそうです。

周辺店舗や私有地への無断駐車は避け、当日の交通規制や駐車場案内を一宮町・観光協会・玉前神社などの最新情報で確認してから出かけることをおすすめします。

外房の秋祭りシーズンがいよいよ始まる

上総十二社祭りを皮切りに、外房ではこの後も勝浦大漁まつり、大原はだか祭りなど大きな秋祭りが続きます。

海と神輿が結び付いた祭礼が多いのは、外房ならではです。

9月13日の日曜日、外房の伝統文化を見てみたい方は、1200年以上続く上総十二社祭りを訪れてみてはいかがでしょうか。

▶ 一宮町公式「上総十二社祭り」

※祭礼の進行、交通規制等は変更される場合があります。お出かけ前には必ず最新の公式情報をご確認ください。