2026年8月の千葉豪雨、そして9月21日の台風25号。
相次ぐ大雨で住宅に大きな被害を受けた人に向けて、千葉県が新たな独自支援策を打ち出しました。
特に注目したいのが、
住宅が「半壊」と判定された世帯に20万円を支給する方針
です。
10月21日に発表されたばかりの制度なので、
- 自分も20万円の対象になる?
- もう申請できる?
- 罹災証明書は必要?
- 最大75万7,000円の住宅修理制度とは別なの?
と疑問に思っている人も多いと思います。
現時点で分かっている内容を整理します。
・対象は8月千葉豪雨、台風25号で住宅が「半壊」と判定された世帯
・住宅の修繕などを条件に20万円を支給する方針
・市町村が発行する罹災証明書が基準になる
・2026年10月22日時点ではまだ申請受付開始ではない
・県は12月補正予算などへの計上を検討中
・既存の「最大75万7,000円の応急修理制度」とは別の支援策
千葉県が「半壊世帯に20万円」を発表
千葉県は10月21日、8月の千葉豪雨と9月の台風25号で被害を受けた県民を対象とする、新たな生活再建支援策を明らかにしました。
その中で、これまで被災者生活再建支援制度の対象から外れていた「半壊」世帯に対し、県独自に支援金を出す方針が示されました。
現在報じられている内容では、
1世帯あたり20万円
です。
住宅の修繕などを行うことが条件となる予定です。
対象になる「半壊」は自己判断ではない
ここはかなり重要です。
「家の床まで水が来たから半壊だろう」など、本人が判断するものではありません。
対象になるかどうかは、自治体が発行する罹災証明書に記載された住宅の被害認定で判断されます。
つまり、今回の20万円支援を利用したい場合、基本的には、
市町村による被害認定 → 罹災証明書発行 → 半壊認定
という流れが重要になります。
まだ20万円の申請受付は始まっていない
「じゃあ、どこへ申請すればいいの?」と思うところですが、2026年10月22日時点では、まだ新しい20万円支援の申請受付が始まった段階ではありません。
千葉県は10月21日、連続風水害への対応として108億6,200万円の補正予算を専決処分しました。
一方、被災者の生活再建支援などについては、今後の12月補正予算などで計上を検討するとしています。
つまり現在は、
と考えるのが分かりやすいです。
申請窓口、申請開始日、必要書類などの詳細は今後発表される見込みです。
被害規模はどのくらいだった?
今回の県独自支援が出てきた背景には、住宅被害の大きさがあります。
報道によると、
- 8月千葉豪雨:住宅被害8,778棟、うち半壊3,489棟
- 台風25号:住宅被害3,023棟、うち半壊692棟
となっています。
8月と9月、わずか1か月ほどの間に千葉県は大きな風水害を繰り返し受けました。
10月21日時点でも、台風25号による県管理道路の全面通行止めは多数残り、復旧に長期間を要する場所もあります。
動画で見る8月千葉豪雨の被害
8月の千葉豪雨では、住宅の浸水だけでなく道路冠水や車両への被害も相次ぎました。
FNNプライムオンラインが、発生から1か月後の住宅被害や避難生活の状況を取材しています。
住宅は水が引けば元通りというわけではありません。
床、壁、断熱材、給湯器、電気設備などの修理が必要となり、被災後も長期間生活へ影響が残ることが分かります。
20万円とは別に「最大75万7000円」の制度がある
ここは混同しやすいので分けて考えましょう。
今回新たに発表された20万円の県独自支援とは別に、すでに「被災住宅の応急修理」という制度が実施されています。
| 制度 | 金額 | 特徴 |
|---|---|---|
| 新しい県独自支援 | 20万円 | 半壊世帯へ住宅修繕などを条件に支給する方針 |
| 住宅の応急修理 | 最大75万7,000円 | 市町村が修理業者へ直接支払う |
75万7000円は本人に現金が振り込まれる制度ではない
ここも重要です。
住宅の応急修理制度は、対象者へ75万7,000円が振り込まれる制度ではありません。
市町村へ申し込み、市町村が修理業者へ依頼して、対象となる修理費用を市町村から業者へ直接支払います。
大規模半壊・中規模半壊・半壊の場合、限度額は1世帯75万7,000円。
準半壊の場合は36万7,000円です。
応急修理は「すでに全額支払った後」だと対象外になる場合も
住宅の応急修理制度を利用する可能性がある人は、工事を急ぐ前に制度を確認してください。
千葉県は、すでに工事代金の支払いが完了している場合、この制度の対象にならないと案内しています。
また、修理前・修理中・修理後の写真提出も必要です。
被災した住宅を修理する場合は、写真を残しておくことが非常に重要です。
外房では多くの市町村が応急修理制度の対象
既存の住宅応急修理制度については、外房周辺でも多くの自治体が対象になっています。
8月千葉豪雨では、
- 茂原市
- 東金市
- 大網白里市
- 山武市
- 九十九里町
- 白子町
- 長柄町
などが対象。
台風25号では、
- いすみ市
- 睦沢町
- 長生村
- 長南町
- 大多喜町
- 御宿町
- 勝浦市
などが対象となっています。
災害ごとに対象地域が異なるので、自分が被災した災害と市町村を確認してください。
「20万円+75万7000円」になるの?
ここは今後もっとも気になる部分だと思います。
現時点では、新しい20万円支援について詳細な実施要綱がまだ公表されていないため、既存の住宅応急修理制度との併用条件までは確定的に案内できません。
20万円支援については「住宅の修繕などを条件」と発表されています。
今後、県や市町村から申請要件が正式発表された際に、併用や対象経費の扱いも確認する必要があります。
今のうちにやっておいた方がいいこと
20万円支援の申請開始を待っている段階でも、被災した住宅については準備しておけることがあります。
- 罹災証明書の取得状況を確認する
- 住宅の被害箇所の写真を保存する
- 修理前・修理中・修理後を記録する
- 見積書や領収書などを捨てない
- 市町村の被災者支援ページを確認する
特に写真と書類は残しておくことをおすすめします。
台風25号から1か月、復旧はまだ続いている
台風25号から10月21日で1か月が経過しました。
それでも県内では道路・鉄道などへの影響が残り、避難生活を続けている世帯もあります。
毎日新聞では10月21日、印旛沼や旧千葉外房有料道路などを上空から撮影した被災1か月後の映像を公開しています。
→ 台風25号から1か月、千葉県内の被害状況を動画で見る(毎日新聞)
今後は「申請開始日」を要チェック
今回発表された20万円の支援は、半壊住宅を抱える世帯にとって気になる制度です。
一方、10月22日時点ではまだ、
- 申請開始日
- 申請期限
- 正式な申請窓口
- 必要書類の全容
- 既存制度との細かな併用条件
などは発表待ちです。
今後、12月補正予算などを経て制度の詳細が公表されるとみられます。
まとめ
千葉県が10月21日に発表した新たな被災者支援策では、8月千葉豪雨と台風25号で住宅が「半壊」と認定された世帯に対し、住宅の修繕などを条件として20万円を支給する方針が示されました。
一方、すでに利用できる制度として、半壊以上なら最大75万7,000円の住宅応急修理制度もあります。
この2つは同じ制度ではありません。
特に応急修理制度は、自分で修理代を全額支払った後では利用できない場合があるため、対象になりそうな人は先に市町村へ確認してください。
新しい20万円支援については、申請受付開始や必要書類などが発表され次第、この記事でも続報を確認していきたいと思います。
千葉県の被災者支援情報はこちら
→ 千葉県「復旧・支援状況(令和8年8月千葉豪雨・台風第25号)」
住宅の応急修理制度はこちら
→ 千葉県「被災住宅の応急修理について」
※この記事は2026年10月22日時点の千葉県公式発表および報道をもとに作成しています。20万円の県独自支援は詳細制度・申請方法が今後変更または追加される可能性があります。最新情報は千葉県および各市町村の公式発表をご確認ください。
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