2026年9月10日木曜日

【防犯提案】茂原市全体で「あいさつ運動」をしませんか? 地域の目が空き巣や犯罪を遠ざける

最近、全国各地で空き巣や侵入窃盗のニュースを目にする機会が増えています。

2026年8月31日には徳島市内の民家で、1億円を超えるとみられる空き巣被害が発生しました。

報道によると、住人が外出している間に1階玄関がバールで壊され、高級腕時計や貴金属、ブランドバッグなどが盗まれたとされています。

防犯カメラには目出し帽をかぶった4人組が映っており、犯行に使われたとみられる黒い車はナンバープレートまで付け替えられていたとのことです。

警察は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」が関係している可能性も視野に捜査しています。

もちろんこれは徳島県で起きた事件です。

しかし、こうした侵入窃盗が全国で起きている以上、茂原市や長生郡に住む私たちにとっても「遠くの出来事」で終わらせず、普段からできる防犯について考えておく価値はあると思います。

防犯カメラや補助錠だけが防犯ではない

空き巣対策というと、まず思い浮かぶのは防犯カメラやセンサーライト、窓の補助錠、防犯ガラスなどではないでしょうか。

もちろん、こうした設備は重要です。

一方で、ほとんどお金をかけず、地域全体でできる防犯対策もあります。

それが、

「こんにちは」「こんばんは」と普通に挨拶をすること

です。

「そんなことで本当に防犯になるの?」と思うかもしれません。

実は千葉県警も、防犯パトロールの方法として「あいさつや声かけ」を明確に推奨しています。

▶ 千葉県警「防犯パトロールの方法」

千葉県警「犯罪者は声をかけられることを嫌います」

千葉県警の防犯パトロール案内では、声かけについて、

「おはようございます」「こんばんは」といった挨拶だけでも十分

と説明しています。

地域の人同士が声をかけ合うことで地域の連帯感が生まれ、犯罪をしようとしている人は声をかけられることを嫌うためです。

千葉県警のQ&Aでも、挨拶や声かけについて、これから悪いことをしようとする人が声をかけられることで出鼻をくじかれたり、顔を見られたことで犯行を思いとどまったり、その場から立ち去ったりすることがあり、犯罪抑止に大変効果があると説明しています。

▶ 千葉県警「防犯パトロールQ&A」

空き巣対策としても「あいさつ運動」を推奨

さらに千葉県警は、空き巣対策のページでも自治会単位でできる防犯として、

  • 防犯パトロール
  • 一戸一灯運動
  • あいさつ運動

を挙げています。

あいさつ運動については、近所同士が顔見知りになれば、普段見かけない人が地域へ入ってきたときに気づきやすくなり、泥棒側も声をかけられることで犯行を思いとどまる効果が期待できるとしています。

▶ 千葉県警「空き巣の防犯対策」

警察庁も「人の目」を防犯の基本にしています

これは千葉県警だけの考え方ではありません。

警察庁も自主防犯活動について、町内での挨拶や声かけ、散歩や買い物の際の見守りなどによって、犯罪をしようとする人に、

「ここでは誰かに見られているかもしれない」

と思わせることが犯罪抑止につながるとしています。

防犯の専門用語では、このように地域の中で自然に「人の目」が存在する状態を、監視性の確保といいます。

監視というと少し物々しく聞こえますが、別に誰かをじろじろ観察するという話ではありません。

近所の人同士が普通に挨拶し、散歩し、買い物をし、地域に人の目がある。

それだけでも犯罪をやりにくい環境を作ることにつながります。

▶ 警察庁「自主防犯ボランティア活動支援サイト」

茂原市全体で「あいさつ運動」をしてみませんか?

そこで当ブログから、一つ提案してみたいと思います。

茂原市全体で、もっと自然に「あいさつ」をする文化を作ってみませんか。

大げさな運動にする必要はありません。

朝なら「おはようございます」。

昼なら「こんにちは」。

夜なら「こんばんは」。

散歩中でも、買い物の途中でも、近所ですれ違ったときでも構いません。

誰かを不審者扱いするのではなく、普通の地域コミュニケーションとして挨拶するだけです。

挨拶には「お互いの存在を確認する」意味もある

先日、夜の少し薄暗い場所を歩いていたとき、向こうから人が近づいてきました。

特に何かされたわけではありません。

それでも暗い場所で知らない人が近づいてくれば、多少警戒するのは自然なことです。

そんなとき、改めて挨拶というものについて考えました。

「こんばんは」と一言交わせば、お互いに相手の存在を認識します。

近所の人なら、「ああ、あの人だったのか」と分かるかもしれません。

初めて見る人でも、少なくとも、

「こちらはあなたの存在に気づいています」

ということは伝わります。

考えてみれば、昔から地域社会で交わされてきた挨拶には、単なる礼儀だけでなく、お互いを知り、お互いの存在を確認する役割もあったのかもしれません。

「顔を見られた」と思わせるだけでも意味がある

空き巣などの犯罪をしようとしている人からすれば、なるべく誰にも見られず、誰にも覚えられずに行動したいはずです。

ところが住宅街を歩いていると、

「こんにちは」

と住民から声をかけられる。

別の道でも、

「こんにちは」

と声をかけられる。

そうなると、

「この地域の人はよく周囲を見ている」

という印象になります。

千葉県警が説明しているように、「顔を見られた」と感じること自体が犯罪を思いとどまらせる要因になる場合があります。

子どもだけでなく、大人も挨拶を

防犯のための挨拶というと、子どもの見守り活動を思い浮かべることが多いかもしれません。

しかし、これは大人同士でも同じです。

高齢者。

会社員。

学生。

買い物中の人。

犬の散歩をしている人。

ジョギングしている人。

みんなが無理のない範囲で挨拶をする。

それだけでも、地域全体にかなり多くの「人の目」ができます。

町内会や自治会だけがやる必要もありません

「あいさつ運動」と言うと、町内会や学校がのぼりを立てて大人数で活動する姿を想像するかもしれません。

もちろん、そうした活動も大切です。

でも、もっと気楽でいいと思います。

千葉県警自身も、防犯活動について「無理をせず、できる範囲で」と案内しています。

散歩ついで。

犬の散歩ついで。

買い物ついで。

通勤通学の途中。

そんな日常生活の中で「こんにちは」と声をかけるだけなら、特別な費用も必要ありません。

防犯カメラ+鍵+地域の目

もちろん、挨拶さえすれば空き巣がなくなるという話ではありません。

住宅の防犯では、

  • 玄関や窓を確実に施錠する
  • 補助錠を使う
  • 防犯カメラを設置する
  • センサーライトを設置する
  • 長期間留守にするときは郵便物をためない
  • SNSで長期不在をリアルタイムに知らせない

といった対策も重要です。

そこへもう一つ、

「地域の人同士が挨拶をする」

という防犯を加える。

設備による防犯と、人による防犯を両方組み合わせれば、より犯罪を起こしにくい地域に近づけると思います。

不審者を自分で追いかける必要はありません

ここは重要です。

挨拶運動は、不審者を捕まえたり問い詰めたりする活動ではありません。

千葉県警も、不審者や不審車両を発見した場合には、近寄ったり声をかけたりせず、警察へ通報するよう案内しています。

明らかに様子がおかしい人や、危険を感じる相手にまで無理に挨拶する必要はありません。

事件や事故を目撃した場合は110番。

緊急ではないものの不審な人物や車について相談したい場合には、警察相談専用電話「#9110」などを利用できます。

「茂原は人の目がある街」に

犯罪を完全になくすことは簡単ではありません。

それでも、犯罪を起こしにくい街を作ることはできます。

防犯カメラを増やす。

街灯を明るくする。

鍵をきちんとかける。

そして、住民同士が普通に挨拶する。

一つ一つは小さなことでも、それが地域全体に広がれば、

「茂原は周囲をよく見ている人が多い街だ」

という空気を作ることができます。

これは防犯だけでなく、地域のつながりを少し取り戻すことにもつながるかもしれません。

まずは今日、近所で誰かとすれ違ったら、

「こんにちは」

あるいは、

「こんばんは」

と一言声をかけてみませんか。

そんな小さなことから、より安全で暮らしやすい茂原になっていけばいいと思います。

当ブログでは地域の安全と街づくりに役立つ情報を発信します

当ブログでは、茂原市や長生郡をはじめとする周辺地域に暮らす皆様の生活の安全、地域の治安維持、よりよい街づくりに少しでも役立つことを念頭に、地域情報を発信しています。

観光やイベント、新しいお店などの楽しい話題だけでなく、防犯、詐欺、災害、事故など、地域で安心して暮らすために知っておきたい情報についても積極的に取り上げていきます。

この記事を読んで「挨拶くらいなら自分にもできそうだ」と思っていただけたら、ぜひ身近なところから始めてみてください。

参考:千葉県警察「防犯パトロールの方法」「防犯パトロールQ&A」「空き巣の防犯対策」、警察庁「自主防犯ボランティア活動支援サイト」、2026年9月の徳島市における侵入窃盗事件報道

【2026年版】外房の秋祭り3選 上総十二社祭り・勝浦大漁まつり・大原はだか祭りの日程と見どころ

9月の外房は、実は一年でも特に「祭り」が熱い季節です。

一宮町の上総十二社祭り、勝浦市の勝浦大漁まつり、いすみ市の大原はだか祭りと、外房を代表する大きな祭りが立て続けに開催されます。

しかも三つとも単なるイベントではなく、それぞれ長い歴史を持つ地域の祭礼です。

2026年の日程が出そろってきましたので、「今年はどこへ行こう?」という方向けにまとめました。

祭り 2026年開催日 主な場所
上総十二社祭り 9月13日(日) 一宮町・釣ヶ崎海岸ほか
勝浦大漁まつり 9月18日(金)~21日(月・祝) 勝浦市街地・勝浦漁港ほか
大原はだか祭り 9月23日(水・祝)・24日(木) 大原海水浴場・大原中央商店街ほか

9月13日 上総十二社祭り

最初にやって来るのが、一宮町を中心に行われる上総十二社祭りです。

807年頃から始まったと伝えられ、1200年以上の歴史を持つ千葉県指定無形民俗文化財です。

最大の特徴は、神輿が海岸へ集まる「浜降り神事」。

約2500人の担ぎ手と5社9基の神輿が釣ヶ崎海岸へ集まります。

一宮町だけではなく、睦沢町、長生村、いすみ市、茂原市にもつながる広域的な祭礼なのも特徴です。

▶ 上総十二社祭りの公式情報

9月18日~21日 勝浦大漁まつり

続いて9月18日(金)から21日(月・祝)までの4日間、勝浦市では勝浦大漁まつりが開催されます。

勝浦の秋を代表する大規模な祭りで、各地区の神輿が市街地を練り歩きます。

江戸時代後期の屋台や山車、お囃子の競演など、日によって見どころが変わるため、4日間全部が同じ内容ではありません。

2026年9月19日(土)17時からは、遠見岬神社で合同祈願祭の式典が予定されています。

そして勝浦らしい最大の見どころの一つが、最終日の「神輿の船渡し」です。

勝浦漁港で神輿を船から船へ渡していくという、漁師町ならではの祭礼です。

神輿だけ見たい人、山車を見たい人、船渡しを見たい人で、行く日を変えても楽しめそうです。

▶ 勝浦市観光協会「2026勝浦大漁まつり」

9月23日・24日 大原はだか祭り

そして9月23日(水・祝)・24日(木)は、いすみ市の大原はだか祭りです。

こちらも外房を代表する非常に勇壮な祭りです。

最大の見どころは初日、23日午後2時30分頃から大原海水浴場で行われる「汐ふみ」

十数基の神輿が次々と海へ入り、波の中でもみ合います。

動画:千葉ニュース(チバテレ)・2025年大原はだか祭り

23日は午後1時30分に大原漁港で五穀豊穣・大漁祈願祭、午後2時30分に汐ふみ、午後5時から商店街渡御、午後6時から大原小学校で「大別れ式」が予定されています。

24日も午後5時から商店街渡御、午後6時から大別れ式が行われます。

大原は車より電車の方が楽かもしれない

大原はだか祭りでは、いすみ市役所大原庁舎と大原文化センターに駐車場が用意されます。

ただし予約はできず、台数にも限りがあります。

汐ふみ会場や大別れ式会場の周辺には、観光客向けの駐車場や車寄せはありません。

JR外房線の大原駅から商店街は徒歩圏ですし、大原海水浴場も徒歩約20分と案内されています。

祭り当日は神輿が道路を通るため、普段以上に車で動きにくくなる可能性があります。

初めて行く人は、電車で大原駅まで行く方法もかなり現実的です。

▶ 2026年 大原はだか祭りの詳しい日程

どの祭りを見る?

三つとも神輿が主役ですが、雰囲気はかなり違います。

歴史や神話、浜降り神事を見たいなら上総十二社祭り。

漁師町の神輿、山車、船渡しまでいろいろ見たいなら勝浦大漁まつり。

海の中へ神輿が入る圧倒的な迫力を見たいなら大原はだか祭り。

そんな選び方もできそうです。

外房では「海と神輿」が面白い

三つの祭りを並べてみると、外房の祭りには海との結び付きが非常に強いことが分かります。

上総十二社祭りでは神々が釣ヶ崎の海岸へ集まり、大原では神輿そのものが海へ入り、勝浦では神輿が船へ渡されます。

現在はサーフィンや海水浴、観光のイメージが強い外房ですが、はるか昔から海とともに暮らしてきた地域であることを、こうした祭りから感じることができます。

2026年9月は、9月13日の上総十二社祭りから23・24日の大原はだか祭りまで、大きな祭りがほぼ途切れず続きます。

全部回ってみる、というのも面白いかもしれません。

※開催時間や交通規制は変更になる可能性があります。各祭りへ行く前に必ず主催者・自治体の最新情報をご確認ください。

【9月13日開催】上総十二社祭り2026 1200年以上続く「裸祭り」5社9基の神輿が釣ヶ崎海岸に集結

外房では9月になると、各地で秋祭りが始まります。

その中でも特に歴史が古く、外房を代表する祭りの一つが、2026年9月13日(日)にクライマックスを迎える「上総十二社祭り」です。

一宮町の玉前神社を中心に、長生村、睦沢町、いすみ市、そして茂原市にもつながる広域的な祭礼で、1200年以上の歴史を持つとされています。

最大の見どころは、各地からやって来た神輿が一宮町の釣ヶ崎海岸へ集まる光景です。

動画:産経ニュース「水辺の物語 上総十二社祭り」

上総十二社祭りとは?

上総十二社祭りは、玉前神社の祭神・玉依姫命が海から上陸したという伝承を背景に、その一族の神々が年に一度集まる祭りとされています。

始まりは大同2年(807年)頃と伝えられ、すでに1200年以上続いていることになります。

房総半島各地には神輿が海岸へ出る「浜降り」の祭りがありますが、上総十二社祭りはその中でも特に古い祭礼として知られています。

2003年には千葉県指定無形民俗文化財となっています。

なぜ「裸祭り」と呼ばれる?

神輿を担ぐ若衆が裸に近い祭り装束で海岸を走ることから、昔から「裸祭り」の名でも親しまれています。

一宮町によると、釣ヶ崎海岸へ集まる担ぎ手は約2500人

普段はサーフィンで知られる釣ヶ崎海岸を、大勢の担ぎ手と神輿が埋める光景は、この日ならではです。

5社9基の神輿が釣ヶ崎海岸へ

9月13日の例大祭では、主に次の神社から神輿が釣ヶ崎祭典場へ向かいます。

  • 南宮神社(一宮町宮原)
  • 玉崎神社(いすみ市岬町中原)
  • 玉前神社(いすみ市岬町椎木)
  • 谷上神社(いすみ市岬町谷上)
  • 玉前神社(一宮町)を中心とした祭礼

一宮町の公式資料では、例大祭には5社9基の神輿が釣ヶ崎の祭典場へ集結するとされています。

なお、「十二社祭り」という名前ですが、現在釣ヶ崎へ集まる神輿の数が12基という意味ではありません。

実は睦沢町や茂原市とも深いつながり

上総十二社祭りは、一宮町だけのお祭りではありません。

9月10日には睦沢町岩井の鵜羽神社から神輿が玉前神社へ向かう「お迎え祭」が行われます。

13日には睦沢町北山田の三之宮神社からも神輿が玉前神社へ渡御します。

さらに近年では、睦沢町下之郷の玉垣神社、茂原市山崎の二宮神社からも神輿が玉前神社へ渡御しています。

いまの市町村境よりはるか昔から続いている祭りなので、現在の一宮・睦沢・長生・茂原・いすみをまたぐ大きな文化圏を見ることができます。

9月13日が最大の見どころ

祭礼自体は9月8日の幟立てから14日まで続きます。

中でも観光で訪れるなら、やはり9月13日の例大祭が最大の見どころです。

昼過ぎに各神社から神輿が出発し、釣ヶ崎海岸の祭典場へ集結。祭典場で神事を行った後、それぞれの神社へ戻っていきます。

2026年の9月13日は日曜日なので、例年以上に人出が増える可能性もありそうです。

釣ヶ崎海岸は東京五輪のサーフィン会場

祭典場となる釣ヶ崎海岸は、普段は「志田下」の名でも知られる国内有数のサーフポイントです。

2021年に開催された東京オリンピックでは、サーフィン競技の会場にもなりました。

その世界的なサーフスポットに、1200年以上続く神輿が集まるという組み合わせも、外房らしいところです。

車で行く場合は混雑を前提に

祭り当日は神輿が道路を移動するため、一宮町周辺では通常の日曜日とはかなり交通状況が変わります。

釣ヶ崎海岸周辺も多くの見物客が集まるため、車で向かう場合は時間に余裕を持った方がよさそうです。

周辺店舗や私有地への無断駐車は避け、当日の交通規制や駐車場案内を一宮町・観光協会・玉前神社などの最新情報で確認してから出かけることをおすすめします。

外房の秋祭りシーズンがいよいよ始まる

上総十二社祭りを皮切りに、外房ではこの後も勝浦大漁まつり、大原はだか祭りなど大きな秋祭りが続きます。

海と神輿が結び付いた祭礼が多いのは、外房ならではです。

9月13日の日曜日、外房の伝統文化を見てみたい方は、1200年以上続く上総十二社祭りを訪れてみてはいかがでしょうか。

▶ 一宮町公式「上総十二社祭り」

※祭礼の進行、交通規制等は変更される場合があります。お出かけ前には必ず最新の公式情報をご確認ください。

【2026年9月最新】茂原市の豪雨被災者が利用できる支援まとめ 罹災証明・見舞金・住宅修理・法律相談まで

 

2026年8月の千葉豪雨では、茂原市でも住宅の浸水をはじめ大きな被害が発生しました。

被災した後は、家の片付けや修理だけでも大変ですが、実は茂原市では現在、罹災証明、災害見舞金、住宅修理、住まいの確保、法律相談など複数の支援制度が用意されています。

制度がいくつものページに分かれているため、「結局、自分は何を使えるの?」と分かりにくい部分もあります。

そこで今回は、2026年9月10日時点で茂原市が案内している主な被災者支援を、一つの記事にまとめました。

被災された方や、ご家族・知人に被災された方がいる場合は、ぜひ確認してみてください。

最初に重要なのは「罹災証明書・被災証明書」

住宅などに被害が出た場合、まず確認しておきたいのが「罹災証明書」と「被災証明書」です。

保険金の請求や各種公的支援などで必要になることがあります。

茂原市では、市役所窓口だけでなく、2026年8月豪雨についてスマートフォンから24時間オンライン申請もできるようになっています。

また、片付けや修理を始める前には、浸水した場所や水の高さ、壊れた部分などが分かるように写真を残しておくことが非常に重要です。

すでに片付けを始めてしまった場合でも、手元に写真が残っていれば大切に保存しておきましょう。

▶ 茂原市「罹災証明・被災証明」の案内はこちら

全壊・半壊・床上浸水には「茂原市災害見舞金」

茂原市では、今回の豪雨で住宅に重大な被害を受けた市民へ「災害見舞金」を支給しています。

対象となるのは、茂原市に住所があり、住んでいる家が全壊・全焼、半壊・半焼、床上浸水となった世帯の世帯主です。

被害 一般世帯 単身世帯
全壊・全焼 5万円 3万円
半壊・半焼・床上浸水 3万円 2万円

家屋の被害調査後、対象となる方には市から順次案内が送られるとのことです。

▶ 茂原市「災害見舞金・災害援護資金」の詳細

最大350万円の「災害援護資金貸付」も

住宅の全壊・半壊、家財の3分の1以上の被害、世帯主の長期療養を要する負傷などがあった世帯については、「災害援護資金貸付」を利用できる場合があります。

貸付限度額は被害状況によって異なりますが、最大350万円です。

連帯保証人を立てる場合は無利子、立てない場合は年1.5%で、今回の申請期限は2026年11月30日となっています。

所得制限など条件がありますので、利用を考えている方は茂原市社会福祉課へ問い合わせてください。

壊れた家を直す「住宅の応急修理」

今回の豪雨については、災害救助法に基づく「住宅の応急修理」制度も案内されています。

屋根、壁、床など、日常生活に必要不可欠な部分について一定の条件を満たせば支援を受けられる制度です。

ここで気を付けたいのは、自分で業者と契約して修理を終えてからでは制度を利用できない場合があることです。

大きな修理を始める前に、一度茂原市へ確認することをおすすめします。

▶ 茂原市「罹災証明・その他支援」一覧

自宅に住めない場合は「賃貸型応急住宅」も

住宅の被害が大きく、現在の家で生活することが難しい方については、民間賃貸住宅を活用する「賃貸型応急住宅」の供与も案内されています。

茂原市は9月7日に、今回の豪雨で被災した方を対象とする住まいの確保支援について情報を更新しています。

「家を直すまで住む場所がない」という場合は、自費ですぐ賃貸契約をする前に、市役所建築課へ制度の対象になるか確認してみる価値があります。

災害に関する無料法律相談もあります

被災後には、家の修理だけでなく、保険、ローン、賃貸借、相続、近隣との問題など、思わぬ法律トラブルが起きることがあります。

茂原市では、千葉県弁護士会による令和8年8月千葉豪雨の被害に関する臨時無料電話法律相談も案内しています。

「こんなことを弁護士に聞いていいのかな」と迷う場合でも、災害が原因で生じた法律問題なら、まず相談先を確認してみてください。

▶ 最新の無料法律相談情報は茂原市公式サイトで確認

住民票などの証明書手数料が無料になる場合も

豪雨被害に伴う保険請求や金融機関への手続きなどで証明書が必要になった場合、茂原市では各種証明書の交付手数料を減免しています。

対象には住民票、印鑑登録証明書、戸籍の附票などが含まれます。

罹災・被災証明書がまだ手元にない場合でも、被害状況を確認して減免できる場合があります。

コンビニ交付では減免されないため、この制度を利用する場合は市役所窓口などで確認してください。

▶ 各種証明書交付手数料の減免について

片付けに人手が足りない場合は無料ボランティアも

家の中の片付け、家具の運び出し、清掃など、自分や家族だけでは難しい場合もあります。

茂原市では、災害復旧を手伝う無償ボランティアの派遣についても案内しています。

特に高齢者だけの世帯や、大きな家具を一人で動かせない場合などは、無理をする前に相談してみてください。

被災後は「知らなかった」で損をしないように

災害の直後は、片付けや修理に追われて行政制度を一つ一つ調べる余裕がなくなります。

しかし今回の茂原市では、罹災証明だけでなく、見舞金、住宅修理、住まい、貸付、法律相談、証明書手数料の減免、ボランティアなど、複数の支援があります。

「自分は対象外だろう」と最初から決めず、市役所へ確認してみることをおすすめします。

当ブログでも、茂原市や長生郡を中心に、こうした生活に直接役立つ地域情報を今後も分かりやすく紹介していきたいと思います。

※制度内容は変更される場合があります。この記事は2026年9月10日時点の情報をもとにしています。申請前には必ず茂原市公式サイトで最新情報をご確認ください。

2026年9月8日火曜日

自己紹介

 睦沢町在住。都内で長く勤務したのち、早期退職を機に外房で気ままな一人暮らしをしています。

ネコと古い町並み、寺社、地元のお店が好きで、茂原・長生・夷隅を中心に外房をぶらぶらしながら、気になった地域情報を紹介しています。

観光やイベントだけでなく、新しいお店、防災・防犯、地域ニュースなど、外房で暮らす人に役立つ情報を分かりやすく届けていきます。

2026年9月7日月曜日

【9月7日最新】茂原・大網白里など外房で再び大雨 大網で冠水、茂原では避難指示・通行止めも

 


2026年9月7日、千葉県では再び大雨となり、外房・長生・山武地域でも道路の冠水や避難情報などが相次ぎました。

特に大網白里市では、先月8月の豪雨で浸水したのと同じ場所が再び冠水。駐車場では車1台が水没し、営業を再開したばかりの店舗が再度営業できなくなるなど、短期間に2度目の被害が発生しています。

茂原市でも土砂災害の危険性が高まったとして、9月7日未明に警戒レベル4「避難指示」が発令されました。

先月の豪雨からまだそれほど時間が経っていません。

地盤や河川、用水路などへの影響も考えられるため、雨が弱くなった後も十分な注意が必要です。

※この記事は2026年9月7日夕方時点で確認できた情報をまとめています。避難情報や道路状況は随時変更されるため、外出前には各自治体や千葉県防災ポータルなどで最新情報をご確認ください。

大網白里市で再び道路や駐車場が冠水

今回特に大きく報じられているのが大網白里市です。

9月6日夜から降り続いた雨によって、市内の道路や駐車場が広い範囲で冠水しました。

報道では、コンビニエンスストアの駐車場が池のような状態となり、車1台が水没して動かなくなった様子も確認されています。

しかも、この場所は先月8月13日から14日の千葉豪雨でも被害を受けた場所です。

わずか1か月足らずの間に、同じ場所で再び浸水被害が起きたことになります。

営業再開からわずか2日で再び浸水被害

近くのラーメン店も、先月の豪雨で浸水被害を受けていました。

復旧作業を終え、9月5日にようやく営業を再開したばかりでしたが、今回の大雨で駐車場などが再び冠水。

営業できない状態になったと報じられています。

前回の被害から店を片付け、設備を整え、やっと営業再開までこぎ着けたところで、わずか2日後に再び大雨。

短期間に繰り返される浸水被害の深刻さが分かります。

なぜ同じ場所が再び冠水した?

現場付近では用水路から水があふれ、道路などへ流れ込んでいる状況が確認されています。

先月の豪雨を受け、市と県では河川や用水路の拡張について話し合いを始めた段階だったと報じられています。

しかし対策が実施されるより先に、今回の大雨がやって来てしまいました。

大網白里市の公式サイトでも、9月6日からの大雨によって市内で新たな通行止めが発生する可能性があるとして、道路の通行止めマップを随時更新しています。

大網白里市内を車で移動する場合は、普段通っている道路だからと安心せず、最新の道路状況を確認した方がよさそうです。

茂原市では警戒レベル4「避難指示」

茂原市でも今回の大雨への対応が行われています。

9月6日午後5時から、市内9か所の避難所を開設。

同日夕方には、大雨による浸水の危険性が高まるおそれがあるとして、警戒レベル3「高齢者等避難」が発令されました。

さらに9月7日午前1時29分には、土砂災害の危険性が高まったとして、市内の土砂災害警戒区域へ、

警戒レベル4「避難指示」

が発令されています。

開設された避難所は次の9か所です。

・総合市民センター
・五郷福祉センター
・豊田福祉センター
・二宮福祉センター
・豊岡福祉センター
・本納公民館
・南中学校
・東部台文化会館
・旧新治小学校

避難情報は状況によって解除・変更されますので、現在の状況については茂原市公式サイトや千葉県防災ポータルで最新情報をご確認ください。

茂原では公共施設も一部臨時休館

大雨の影響により、茂原市では9月7日、

・本納公民館
・鶴枝公民館
・美術館・郷土資料館
・東部台文化会館

が臨時休館となりました。

雨量だけを見ると大きな被害がないように感じても、自治体側では避難所開設、道路規制、公共施設の休館など、さまざまな対応が行われています。

道路では高速道路なども一時通行止め

9月7日未明には、

・千葉県道生実本納線(旧千葉外房有料道路)の大木戸IC~誉田IC
・圏央道の東金JCT~茂原長南IC
・千葉東金道路の千葉東JCT~東金JCT

などで通行止めが実施されました。

このうち千葉東金道路の千葉東JCT~東金JCTについては、午前8時40分に通行止めが解除されています。

ただし大雨時の道路規制は短時間で変わることがあります。

今夜車で外出する場合は、出発前に最新の道路情報を確認してください。

JR外房線も大雨の影響

JR外房線も今回の大雨の影響を受けています。

JRは事前に、誉田駅から安房鴨川駅の区間について、9月7日は始発から夕方ごろまで運転を見合わせると発表していました。

今回は鉄道、道路とも広い範囲で影響が出ています。

普段なら車で移動できるから問題ない、電車なら問題ない、という状況ではありません。

大雨の際には複数の交通手段が同時に止まる可能性も考えておいた方がよさそうです。

勝浦では1時間44.5ミリの大雨

外房南部でも雨が強まりました。

勝浦市では、9月7日未明までの1時間に44.5ミリの激しい雨を観測しています。

千葉県防災ポータルでは、9月7日に、

・茂原市
・大網白里市
・東金市
・山武市
・勝浦市
・いすみ市
・大多喜町
・御宿町

など、外房やその周辺の広い地域で警戒レベル4の避難情報が確認されています。

今回の雨は「茂原だけ」「大網白里だけ」の話ではなく、房総半島の広い範囲に影響しています。

先月の豪雨直後だからこそ注意したい

今回特に心配なのは、8月の豪雨から時間がほとんど経っていないことです。

一度大量の水を含んだ地盤。

前回の豪雨で傷んだ道路や斜面。

泥や土砂が残っている水路。

修復途中の住宅や店舗。

こうした場所では、前回より雨量が少なくても被害が発生することがあります。

実際に大網白里市では、先月被害を受けた場所が今回も再び冠水しました。

「前回ほど降っていないから大丈夫」

とは考えない方が安全です。

冠水した道路には車で入らない

外房地域で特に気を付けたいのが道路冠水です。

道路に水がたまっていても、

「これくらいなら通れるだろう」

と車で進みたくなることがあります。

しかし水深は車内から非常に分かりにくく、道路の途中だけ急に深くなっている場合もあります。

側溝や田んぼとの境目が分からなくなっていることもあります。

大網白里市では今回、実際に冠水した駐車場で車が水没しています。

水がたまっている道路を見つけた場合は、無理に進まず引き返してください。

特にアンダーパスや低い道路には近づかない方が安全です。

夜になってから様子を見に行かない

もう一つ注意したいのが、

「川を見に行く」

「田んぼを見に行く」

「家の裏の水路を確認する」

といった行動です。

夜間は昼以上に水量や道路状況が分かりません。

雨が止んでいても上流から水が流れてきて、後から河川や水路の水位が上がることもあります。

危険箇所の確認は、自分で現場へ見に行くのではなく、自治体や防災サイトなどの情報を利用してください。

車も水害から避難させる

茂原市では今回の大雨にあたり、災害協定に基づく「車両の一時避難場所」についても案内しています。

外房地域では住宅だけでなく、車の水没も大きな被害になります。

自宅周辺が過去に浸水したことがある場合、避難情報が出てから慌てるのではなく、

「車をどこへ移動するか」

も事前に決めておくと安心です。

ただし雨が激しくなってから車を移動させようとして冠水道路へ入るのは危険です。

早めの判断が重要です。

今夜も最新情報を確認してください

9月7日夕方時点では、地域によって雨が弱まっている場所もあります。

しかし、大雨の後は、

・土砂災害
・河川の増水
・道路冠水
・倒木
・道路の損傷

などが時間差で発生する可能性があります。

特に土砂災害警戒区域や、過去に浸水した場所の近くに住んでいる方は、雨が止んだからといってすぐに安心せず、今夜も自治体の防災情報を確認してください。

8月豪雨から1か月足らずで再び大雨

8月13日から14日にかけて千葉県を襲った豪雨では、外房・長生・山武地域でも大きな被害が発生しました。

そして1か月も経たないうちに、再び同じ場所で道路や店舗の冠水が起きています。

災害が立て続けに起きると、

「またか」

という気持ちにもなります。

しかし、慣れてしまうことが一番危険です。

避難情報が出たとき。

道路に水が出ているとき。

夜間に強い雨が降っているとき。

無理をせず、安全を優先してください。

当ブログでは今後も、茂原市や長生郡をはじめ、外房周辺で発生した災害、道路状況、避難情報など、地域の皆様の生活に関係する情報をできるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思います。最後に大雨の中夜遅くまで働いてくださっている市役所職員の方、警察消防の方、またこの天候でもインフラを支えるために働いてくださっている方々本当にお疲れ様です。

【主な情報確認先】

・茂原市公式サイト「緊急情報」
・大網白里市公式サイト「道路の通行止め」
・千葉県防災ポータルサイト
・JR東日本 運行情報
・各道路管理者の交通情報

※災害情報は随時変化します。この記事の情報だけで判断せず、必ず最新の公式情報もご確認ください。

2026年9月4日金曜日

【注意喚起・拡散希望】茂原市で豪雨被害宅を狙った詐欺未遂 「市役所から来た」と320万円要求

 


茂原市で、豪雨による床下浸水の被害に遭った住宅を狙った詐欺未遂事件が発生しました。

被災した住宅を訪れた男らは、

「茂原市役所から依頼されて、床下浸水した家を回っています」

などとうそを言い、住宅の床下や電気設備に問題があるように説明。

最終的には、工事代金として320万円もの現金を要求したとされています。

幸い、被害者の男性が不審に思って茂原市役所へ直接確認したことで、市から派遣された業者ではないことが判明し、警察への通報につながりました。

災害の後は、家の修理を急いでいる人につけ込んだ訪問営業や悪質商法が増えます。

茂原市や周辺地域にお住まいの方は、ぜひご家族、特に高齢のご家族にもこの手口を伝えておいてください。

どんな事件だったのか

被害に遭ったのは茂原市に住む67歳の男性です。

男性の自宅は、2026年8月13日から14日にかけて発生した豪雨で床下浸水の被害を受けていました。

その約2週間後となる8月30日から31日にかけて、男らが自宅を訪問。

そこで、

「茂原市役所から依頼されている」

「床下浸水した住宅を回っている」

という趣旨の説明をしたとされています。

一見すると、市役所が災害被害を確認するために業者を派遣しているように聞こえます。

被災直後であれば、

「市が確認に来てくれたのか」

と思ってしまう人もいるでしょう。

しかし、この説明はうそでした。

「漏電している」「火事になる」と不安をあおる

男らは住宅の床下や分電盤などを確認したあと、

「漏電している可能性がある」

「焦げている」

「火災になる可能性がある」

「ブレーカーの交換が必要」

などという趣旨の説明をしたと報じられています。

さらに床についても、

「床板がぶよぶよになっている」

「工事した方がいい」

などと修理を勧めました。

災害で本当に床下浸水している住宅で、

「漏電しています」

「火事になるかもしれません」

と言われれば、不安になるのは当然です。

今回の手口で特に注意したいのは、完全な作り話だけではなく、

「実際に水害に遭った家」という本当の状況に、うその危険情報を重ねている

という点です。

要求された金額は320万円

男らが提示した工事代金は、

320万円

だったと報じられています。

さらに男性が支払い方法について確認すると、

「今日欲しい」

「材料を買うために現金が必要」

といった趣旨で、その日のうちに現金で支払うよう求めたとされています。

ここも非常に重要です。

突然訪問してきた業者が、

「今日中に契約してください」

「今日現金を用意してください」

「今すぐ直さないと危険です」

と急かしてきた場合は、一度止まってください。

本当に必要な修理であっても、通常は複数の業者へ相談したり、見積書を確認したりする時間があります。

特に数百万円規模の工事を、その場で現金払いする必要はありません。

被害男性が市役所へ直接確認

被害男性は建設関係の仕事を約40年間経験しており、提示された金額や説明を不審に感じたとされています。

そこで男らをいったん帰らせ、

茂原市役所へ自分で確認しました。

すると、

「そのような業者を派遣した事実はない」

ことが分かりました。

男性は警察へ通報。

その後、現金を受け取りに戻ってきた男らが逮捕されました。

この対応は、今回の事件から学べる非常に重要なポイントです。

「市役所から来ました」と言われたら、市役所へ確認

相手が、

「市役所から来ました」

「市役所から頼まれています」

「市の委託業者です」

と言っても、その言葉だけで信用しないでください。

本当に市役所から派遣されているのであれば、市役所へ確認すれば分かります。

このとき注意したいのは、

相手が教えてくれた電話番号へ電話しないこと。

悪質業者側の仲間につながる電話番号を教えられる可能性もあります。

スマートフォンや電話帳などを使い、

自分で茂原市役所の公式な電話番号を確認して電話する

ようにしてください。

災害後の訪問業者は特に注意

台風、豪雨、竜巻、地震などの後には、住宅修理の需要が急激に増えます。

屋根が壊れている。

雨漏りしている。

床下に水が入った。

電気設備が心配。

外壁が壊れた。

こうした被害があれば、一日でも早く修理してほしいと思うのが普通です。

しかし大きな災害の後は、地元の工務店、屋根業者、電気店、水道業者などにも依頼が殺到します。

いつも頼んでいる業者へ電話しても、

「すぐには行けません」

「数日待ってください」

と言われることがあります。

そんなとき突然、

「今日できます」

「今すぐ直せます」

という業者が来れば、頼りたくなることもあるでしょう。

ですが、そこを狙って悪質な訪問営業もやってきます。

飛び込み営業とはその場で契約しない

もちろん、突然訪問してくる業者がすべて悪質とは限りません。

しかし災害直後については、

「飛び込み営業とは、その場で契約しない」

くらいの慎重さでちょうどいいと思います。

まずは、

・昔から付き合いのある工務店
・地元の電気店
・地元の水道業者
・以前修理を依頼した業者
・知人や親戚が利用している業者

などへ相談してください。

すぐに来てもらえない場合でも、

「とりあえず何をしておけばいいですか?」

と応急処置を聞くことはできます。

また、自分たちで対応できない片付けなら、地域によっては社会福祉協議会の災害ボランティアや、シルバー人材センター、便利屋などへ相談できる場合もあります。

本格的な修理が必要な部分だけ、後から信頼できる専門業者に任せる方法もあります。

こんな言葉が出たら特に注意

突然訪問してきた業者から次のような言葉が出た場合は、特に警戒してください。

「市役所から頼まれて来ました」

「近所で工事をしています」

「たまたま屋根を見たら壊れていました」

「無料で点検します」

「漏電しています」

「このままだと火事になります」

「今日修理しないと大変です」

「今契約すれば安くなります」

「今日中に現金を用意してください」

これらが一つ出たから詐欺と決まるわけではありません。

しかし複数重なった場合は、かなり慎重になった方がよいでしょう。

「無料点検」にも注意

最初から工事を売り込むのではなく、

「無料で点検します」

と言って家へ入ろうとするケースもあります。

点検自体は無料でも、その後、

「屋根が壊れている」

「床下が腐っている」

「配線が危険」

などと言われ、高額工事を勧められることがあります。

分電盤、屋根裏、床下など、住んでいる本人が状態を確認しにくい場所は特に狙われやすい部分です。

知らない業者を簡単に家へ入れないことも大切です。

雨漏りや床下浸水で困っていても、まず応急処置

「業者が来るまで待てない」

ということもあります。

雨漏りなら、屋根に自分で上るのではなく、

・雨漏り箇所の下にバケツを置く
・周囲にタオルや新聞紙を敷く
・家具や家電を濡れない場所へ移動する

など、室内側で被害拡大を防ぎます。

床下浸水なら、水が引いた後、

・泥や汚れを取り除く
・換気する
・できるだけ乾燥させる

ことが重要です。

水に浸かった電気製品やコンセント、分電盤などについては、自分で修理しようとせず、電気店や電気工事業者へ相談してください。

「すぐ業者が来ない=知らない飛び込み業者へ頼むしかない」ではありません。

数日しのぐ方法を取りながら、信頼できる業者を待つという選択肢があります。

高齢の家族には「一人で決めない」と伝えておく

今回のような訪問型の詐欺対策でかなり有効なのが、

「知らない業者が来たら、自分だけで決めない」

というルールを家族で決めておくことです。

例えば高齢のご家族には、

「市役所から来たと言われても、その場で家に入れない」

「工事の話をされたら必ず家族に電話する」

「現金を要求されても絶対に渡さない」

と伝えておくと安心です。

玄関付近や電話のそばへ、

『訪問業者とは契約しない。必ず家族に電話する』

とメモを貼っておく方法もあります。

帰ってくれない場合は警察へ

断っているのに帰らない。

何度も玄関を叩く。

威圧的な態度を取る。

勝手に敷地へ入ろうとする。

このような場合は、無理に自分で対応する必要はありません。

危険を感じる場合は110番してください。

緊急性はないものの、

「この業者は怪しいのでは」

「家族が契約してしまった」

など警察へ相談したい場合は、

警察相談専用電話 #9110

があります。

契約してしまった場合は「188」

悪質商法や契約トラブルについては、

消費者ホットライン 188(いやや!)

があります。

188へ電話すると、地域の消費生活センターなどにつながります。

訪問販売の場合は、契約内容によってはクーリング・オフができる可能性もあります。

「もう契約してしまったから仕方ない」

と諦めず、早めに相談してください。

茂原市周辺では家族みんなで共有を

今回の事件は、遠い地域で起きた特殊な事件ではありません。

実際に茂原市で、豪雨被害を受けた住宅が狙われています。

災害後は、被災した人自身も疲れています。

家の片付け。

修理。

保険。

役所への手続き。

仕事や生活の立て直し。

考えることが山ほどある中で突然、

「この家は危険です」

と言われれば、冷静に判断することが難しくなることもあります。

だからこそ、被災した本人だけでなく、

家族、親戚、近所の人が手口を知っておく

ことが大切です。

この記事を読んだ方は、ぜひ高齢のご家族などにも伝えてください。

覚えておいてほしいのは、難しいことではありません。

知らない業者をすぐ家に入れない。

その場で契約しない。

その場で現金を払わない。

「市役所から来た」と言われても、自分で市役所へ確認する。

この4つです。

当ブログでは地域の安全情報も積極的に取り上げます

当ブログでは、茂原市や長生郡をはじめとする周辺地域に暮らす皆様の生活の安全、地域の治安維持、よりよい街づくりに少しでも役立つことを念頭に、地域情報を発信しています。

観光、イベント、新しいお店などの楽しい話題だけではなく、詐欺、悪質商法、災害、防犯、事故など、地域で安心して暮らすために知っておいた方がよい情報についても積極的に取り上げていきたいと思います。

今回のような訪問型の詐欺は、手口を事前に知っているだけでも被害を防げる可能性があります。

ご家族や身近な方にも知ってほしい内容ですので、必要に応じてこの記事を共有していただければと思います。

災害後に突然訪ねてきた業者から「市役所から来た」「今すぐ修理しないと危険」と言われても、その場で契約しない。

まずは、このことを地域で共有しておきたいと思います。

【困ったときの連絡先】

緊急の場合
警察 110番

警察へ相談したい場合
警察相談専用電話 #9110

契約・悪質商法の相談
消費者ホットライン 188

【参考】
千葉県警察
茂原市
千葉県
国民生活センター
各社報道