2026年8月29日、千葉県茂原市で、生後3か月の女の子に暴行を加えてけがをさせたとして、25歳の男女が逮捕されました。
千葉県警によると、事件があったのは茂原市七渡の住宅です。
逮捕された男女は、2026年8月中旬ごろから8月27日午後10時1分ごろまでの間、生後3か月の女児に対して、複数回にわたり顔面を殴るなどの暴行を加え、けがを負わせた疑いが持たれています。
千葉県警は8月29日、傷害事件として男女を逮捕したと発表しています。
報道によると、逮捕されたのは茂原市に住む塙洋人容疑者(25)と妻の塙真衣容疑者(25)です。
2人は、生後3か月の実の娘の顔を殴ったり、体を揺さぶったりした疑いが持たれています。
女の子には硬膜下血腫や眼底出血などの重傷が確認されたと報じられています。
8月27日に母親から「娘の意識がない」などと119番通報があり、女の子は病院へ搬送されました。
報道時点では意識不明の重体とされています。
なお、インターネット上では情報が断片的に広がることもありますが、少なくとも千葉県警の8月29日の公式発表では「けがを負わせた傷害事件」とされており、死亡したとの発表ではありません。
■ 生後3か月では自分から助けを求めることができない
今回被害に遭ったとされる女の子は、生後わずか3か月です。
当然ながら、自分で家から逃げることも、電話をかけることも、「助けて」と周囲に事情を説明することもできません。
乳幼児への虐待では、家の外にいる人が異変に気づくことが非常に重要になります。
「隣の家から、いつも子どもの激しい泣き声が聞こえる」
「大人が子どもを怒鳴り続けている」
「子どもの体に不自然な傷がある」
「親の説明とけがの状態がどうも合わない」
など、何かおかしいと感じることがあるかもしれません。
そんなときに覚えておいてほしい番号があります。
■ 虐待かもしれないと思ったら「189」
児童相談所虐待対応ダイヤル
189(いちはやく)
です。
189へ電話すると、地域を管轄する児童相談所につながります。
こども家庭庁によると、
・虐待かもしれないと思ったときに相談・通告できる
・全国共通の電話番号
・匿名でも相談できる
・相談した人や相談内容の秘密は守られる
・通話料は無料
となっています。
「確実に虐待だと証明できなければ電話してはいけない」というものではありません。
「もしかしたら虐待かもしれない」
という段階でも相談できます。
■ 「間違っていたらどうしよう」と思わなくていい
近所の家から子どもの泣き声が聞こえたとしても、
「ただ子どもが泣いているだけかもしれない」
「家庭のことに口を出すのはよくないのでは」
と思ってしまうことがあります。
もちろん、子どもが泣いているからといって、それだけで虐待とは限りません。
しかし判断するのは、電話をかけた人ではありません。
気になる状況が続いているなら、専門機関に相談して判断してもらうことができます。
こども家庭庁も、児童虐待防止の案内の中で、
・いつも子どもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がする
・不自然な傷や打撲のあとがある
・衣類や体がいつも汚れている
・子どものけがについて保護者が不自然な説明をする
・小さい子どもを家に置いたまま外出している
などを、周囲が気づくことのできるサインとして挙げています。
■ 親自身が「もう無理」と感じたときにも相談できる
189は、近所の人が虐待を通告するためだけの番号ではありません。
子育てをしている本人が、
「子育てがつらい」
「子どもに当たってしまいそう」
「自分だけではもうどうにもならない」
と感じているときにも、児童相談所へ相談することができます。
子どもへの暴力が実際に起きてしまってからでは、取り返しがつかないことがあります。
限界になる前に周囲や専門機関へ助けを求めることも大切です。
■ 緊急性が高ければ110番でもいい
目の前で子どもが暴行を受けている。
助けを求める声が聞こえる。
命に関わる危険があるように見える。
そのような緊急性の高い状況であれば、児童相談所への相談を待たず、110番通報を考える必要があります。
一方、
「最近ずっと怒鳴り声がする」
「子どもの様子が気になる」
といった、すぐに警察が駆けつけなければならない状況か判断できない場合には、189という相談先を覚えておくと役立ちます。
■ 地域で暮らしているから気づけることもある
今回の事件が起きたのは、私たちの暮らす外房地域、茂原市です。
大きな事件が報道されると、
「そんなことが近所で起きていたのか」
と驚きます。
しかし地域で暮らしている人だからこそ、普段とのちょっとした違いに気づけることもあります。
子ども自身が助けを求められない年齢であれば、周囲の大人が異変に気づくことが特に重要です。
覚えておきたい番号は、
児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」
です。
「虐待かもしれない」と感じたときに相談できます。
確信がなくても構いません。
また、子育てをしている本人が限界を感じているときにも、一人で抱え込まず相談できます。
今回のような事件をニュースとして知るだけで終わらせず、
「何かおかしいと思ったら189」
という番号だけでも、地域で共有しておきたいと思います。
【参考】
千葉県警察「最新事件・事故ファイル(2026年8月29日)」
こども家庭庁「児童相談所虐待対応ダイヤル『189』について」
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