2026年9月4日金曜日

【注意喚起・拡散希望】茂原市で豪雨被害宅を狙った詐欺未遂 「市役所から来た」と320万円要求

 


茂原市で、豪雨による床下浸水の被害に遭った住宅を狙った詐欺未遂事件が発生しました。

被災した住宅を訪れた男らは、

「茂原市役所から依頼されて、床下浸水した家を回っています」

などとうそを言い、住宅の床下や電気設備に問題があるように説明。

最終的には、工事代金として320万円もの現金を要求したとされています。

幸い、被害者の男性が不審に思って茂原市役所へ直接確認したことで、市から派遣された業者ではないことが判明し、警察への通報につながりました。

災害の後は、家の修理を急いでいる人につけ込んだ訪問営業や悪質商法が増えます。

茂原市や周辺地域にお住まいの方は、ぜひご家族、特に高齢のご家族にもこの手口を伝えておいてください。

どんな事件だったのか

被害に遭ったのは茂原市に住む67歳の男性です。

男性の自宅は、2026年8月13日から14日にかけて発生した豪雨で床下浸水の被害を受けていました。

その約2週間後となる8月30日から31日にかけて、男らが自宅を訪問。

そこで、

「茂原市役所から依頼されている」

「床下浸水した住宅を回っている」

という趣旨の説明をしたとされています。

一見すると、市役所が災害被害を確認するために業者を派遣しているように聞こえます。

被災直後であれば、

「市が確認に来てくれたのか」

と思ってしまう人もいるでしょう。

しかし、この説明はうそでした。

「漏電している」「火事になる」と不安をあおる

男らは住宅の床下や分電盤などを確認したあと、

「漏電している可能性がある」

「焦げている」

「火災になる可能性がある」

「ブレーカーの交換が必要」

などという趣旨の説明をしたと報じられています。

さらに床についても、

「床板がぶよぶよになっている」

「工事した方がいい」

などと修理を勧めました。

災害で本当に床下浸水している住宅で、

「漏電しています」

「火事になるかもしれません」

と言われれば、不安になるのは当然です。

今回の手口で特に注意したいのは、完全な作り話だけではなく、

「実際に水害に遭った家」という本当の状況に、うその危険情報を重ねている

という点です。

要求された金額は320万円

男らが提示した工事代金は、

320万円

だったと報じられています。

さらに男性が支払い方法について確認すると、

「今日欲しい」

「材料を買うために現金が必要」

といった趣旨で、その日のうちに現金で支払うよう求めたとされています。

ここも非常に重要です。

突然訪問してきた業者が、

「今日中に契約してください」

「今日現金を用意してください」

「今すぐ直さないと危険です」

と急かしてきた場合は、一度止まってください。

本当に必要な修理であっても、通常は複数の業者へ相談したり、見積書を確認したりする時間があります。

特に数百万円規模の工事を、その場で現金払いする必要はありません。

被害男性が市役所へ直接確認

被害男性は建設関係の仕事を約40年間経験しており、提示された金額や説明を不審に感じたとされています。

そこで男らをいったん帰らせ、

茂原市役所へ自分で確認しました。

すると、

「そのような業者を派遣した事実はない」

ことが分かりました。

男性は警察へ通報。

その後、現金を受け取りに戻ってきた男らが逮捕されました。

この対応は、今回の事件から学べる非常に重要なポイントです。

「市役所から来ました」と言われたら、市役所へ確認

相手が、

「市役所から来ました」

「市役所から頼まれています」

「市の委託業者です」

と言っても、その言葉だけで信用しないでください。

本当に市役所から派遣されているのであれば、市役所へ確認すれば分かります。

このとき注意したいのは、

相手が教えてくれた電話番号へ電話しないこと。

悪質業者側の仲間につながる電話番号を教えられる可能性もあります。

スマートフォンや電話帳などを使い、

自分で茂原市役所の公式な電話番号を確認して電話する

ようにしてください。

災害後の訪問業者は特に注意

台風、豪雨、竜巻、地震などの後には、住宅修理の需要が急激に増えます。

屋根が壊れている。

雨漏りしている。

床下に水が入った。

電気設備が心配。

外壁が壊れた。

こうした被害があれば、一日でも早く修理してほしいと思うのが普通です。

しかし大きな災害の後は、地元の工務店、屋根業者、電気店、水道業者などにも依頼が殺到します。

いつも頼んでいる業者へ電話しても、

「すぐには行けません」

「数日待ってください」

と言われることがあります。

そんなとき突然、

「今日できます」

「今すぐ直せます」

という業者が来れば、頼りたくなることもあるでしょう。

ですが、そこを狙って悪質な訪問営業もやってきます。

飛び込み営業とはその場で契約しない

もちろん、突然訪問してくる業者がすべて悪質とは限りません。

しかし災害直後については、

「飛び込み営業とは、その場で契約しない」

くらいの慎重さでちょうどいいと思います。

まずは、

・昔から付き合いのある工務店
・地元の電気店
・地元の水道業者
・以前修理を依頼した業者
・知人や親戚が利用している業者

などへ相談してください。

すぐに来てもらえない場合でも、

「とりあえず何をしておけばいいですか?」

と応急処置を聞くことはできます。

また、自分たちで対応できない片付けなら、地域によっては社会福祉協議会の災害ボランティアや、シルバー人材センター、便利屋などへ相談できる場合もあります。

本格的な修理が必要な部分だけ、後から信頼できる専門業者に任せる方法もあります。

こんな言葉が出たら特に注意

突然訪問してきた業者から次のような言葉が出た場合は、特に警戒してください。

「市役所から頼まれて来ました」

「近所で工事をしています」

「たまたま屋根を見たら壊れていました」

「無料で点検します」

「漏電しています」

「このままだと火事になります」

「今日修理しないと大変です」

「今契約すれば安くなります」

「今日中に現金を用意してください」

これらが一つ出たから詐欺と決まるわけではありません。

しかし複数重なった場合は、かなり慎重になった方がよいでしょう。

「無料点検」にも注意

最初から工事を売り込むのではなく、

「無料で点検します」

と言って家へ入ろうとするケースもあります。

点検自体は無料でも、その後、

「屋根が壊れている」

「床下が腐っている」

「配線が危険」

などと言われ、高額工事を勧められることがあります。

分電盤、屋根裏、床下など、住んでいる本人が状態を確認しにくい場所は特に狙われやすい部分です。

知らない業者を簡単に家へ入れないことも大切です。

雨漏りや床下浸水で困っていても、まず応急処置

「業者が来るまで待てない」

ということもあります。

雨漏りなら、屋根に自分で上るのではなく、

・雨漏り箇所の下にバケツを置く
・周囲にタオルや新聞紙を敷く
・家具や家電を濡れない場所へ移動する

など、室内側で被害拡大を防ぎます。

床下浸水なら、水が引いた後、

・泥や汚れを取り除く
・換気する
・できるだけ乾燥させる

ことが重要です。

水に浸かった電気製品やコンセント、分電盤などについては、自分で修理しようとせず、電気店や電気工事業者へ相談してください。

「すぐ業者が来ない=知らない飛び込み業者へ頼むしかない」ではありません。

数日しのぐ方法を取りながら、信頼できる業者を待つという選択肢があります。

高齢の家族には「一人で決めない」と伝えておく

今回のような訪問型の詐欺対策でかなり有効なのが、

「知らない業者が来たら、自分だけで決めない」

というルールを家族で決めておくことです。

例えば高齢のご家族には、

「市役所から来たと言われても、その場で家に入れない」

「工事の話をされたら必ず家族に電話する」

「現金を要求されても絶対に渡さない」

と伝えておくと安心です。

玄関付近や電話のそばへ、

『訪問業者とは契約しない。必ず家族に電話する』

とメモを貼っておく方法もあります。

帰ってくれない場合は警察へ

断っているのに帰らない。

何度も玄関を叩く。

威圧的な態度を取る。

勝手に敷地へ入ろうとする。

このような場合は、無理に自分で対応する必要はありません。

危険を感じる場合は110番してください。

緊急性はないものの、

「この業者は怪しいのでは」

「家族が契約してしまった」

など警察へ相談したい場合は、

警察相談専用電話 #9110

があります。

契約してしまった場合は「188」

悪質商法や契約トラブルについては、

消費者ホットライン 188(いやや!)

があります。

188へ電話すると、地域の消費生活センターなどにつながります。

訪問販売の場合は、契約内容によってはクーリング・オフができる可能性もあります。

「もう契約してしまったから仕方ない」

と諦めず、早めに相談してください。

茂原市周辺では家族みんなで共有を

今回の事件は、遠い地域で起きた特殊な事件ではありません。

実際に茂原市で、豪雨被害を受けた住宅が狙われています。

災害後は、被災した人自身も疲れています。

家の片付け。

修理。

保険。

役所への手続き。

仕事や生活の立て直し。

考えることが山ほどある中で突然、

「この家は危険です」

と言われれば、冷静に判断することが難しくなることもあります。

だからこそ、被災した本人だけでなく、

家族、親戚、近所の人が手口を知っておく

ことが大切です。

この記事を読んだ方は、ぜひ高齢のご家族などにも伝えてください。

覚えておいてほしいのは、難しいことではありません。

知らない業者をすぐ家に入れない。

その場で契約しない。

その場で現金を払わない。

「市役所から来た」と言われても、自分で市役所へ確認する。

この4つです。

当ブログでは地域の安全情報も積極的に取り上げます

当ブログでは、茂原市や長生郡をはじめとする周辺地域に暮らす皆様の生活の安全、地域の治安維持、よりよい街づくりに少しでも役立つことを念頭に、地域情報を発信しています。

観光、イベント、新しいお店などの楽しい話題だけではなく、詐欺、悪質商法、災害、防犯、事故など、地域で安心して暮らすために知っておいた方がよい情報についても積極的に取り上げていきたいと思います。

今回のような訪問型の詐欺は、手口を事前に知っているだけでも被害を防げる可能性があります。

ご家族や身近な方にも知ってほしい内容ですので、必要に応じてこの記事を共有していただければと思います。

災害後に突然訪ねてきた業者から「市役所から来た」「今すぐ修理しないと危険」と言われても、その場で契約しない。

まずは、このことを地域で共有しておきたいと思います。

【困ったときの連絡先】

緊急の場合
警察 110番

警察へ相談したい場合
警察相談専用電話 #9110

契約・悪質商法の相談
消費者ホットライン 188

【参考】
千葉県警察
茂原市
千葉県
国民生活センター
各社報道

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